ロシアの正教会、スパゾ・オブラジェンスキー大聖堂をご紹介いたします。
ユジノサハリンスク、栄光の広場の隣に威風堂々と立っていました。
この、玉ねぎ型の塔が、如何にもロシア正教会って感じです。
まだ新しいみたいで、調べてみたら2003年にできたみたいでした。
日本ハリストス正教会も、同じ流れのようです。
函館にもハリストス正教会があったのも思い出しました。
ちなみに、中に入るには女性は、スカーフのような布で頭と顔を覆わないと入れないそうです。
モザイク画が外壁に。
初ロシアながら、何か、ロシアンな雰囲気をこのモザイクに感じました。
周りの原っぱは九月末ながら、紫陽花が未だ咲いていて、ロシアでも、紫陽花が咲くんだなあ・・・と思ったり。
キンポウゲに似た黄色い花も小さく素朴ながら、ちょっと艶やかにも感じました。
こんな綺麗な教会と原っぱの奥には、ロシア放送局らしい建物があり、その隣は、戦車が誇らしく皆を見下ろしている栄光の広場。
その隣には、傷ついた兵士達の像と、ずらりと戦死者の名前が刻まれたプレートを収めた壁。
信仰と戦争。
栄光と犠牲。
そして、此処を統治していた日本の痕跡。
混然としていて、何が一番なのか、聞いてみたい気分にもなりました。
ただ、それらが、ずらりと並んでいる訳ですから、機会があったら、行ってみる価値はあると思います。
結構、手入れの行き届いた公園を散策することもできます。
街中は、流石に近代化?されていて、綺麗に見えるのですが、建物をよおく見ると、やはり老朽化した建物にペンキだけ上塗りしているような建物がほとんどでした。
ロシアの極東の、そのまたほんの一部を歩いただけですが、何となく、ロシアの今を感じることができました。
個人で、観光ビザを取るのは大変かもしれませんが、日本から一番近いヨーロッパを旅するのも、案外面白いです!