コルサコフからユジノサハリンスクまでバスツアーに参加しました
サハリン(樺太)日本から一番近いヨーロッパと言われていますが・・・
ロシアって、ちょっとハードル高いですよね。
今回は、ビザ無しで、バスツアーに縛られた半日観光をしてきました。
ざっくり下調べをしていたので、予想通りとも言えますが、コルサコフは、寂れた漁港って感じでした。
海霧が立ち上がる中、古びたクレーンや漁船が並んでいました。
これが、ロシアの現実なんだな、と。
バスがぼろいのも想定内。
道路に平行して線路が走っていますが、既に廃線かな?
途中、トイレ休憩で立ち寄った建物内に、簡易的なお店が並んでいました。
日本人が立ち寄るコースなのか、商品は、円、米ドル、ロシアルーブル、三種類の値札が付いていて、どの通貨でも買えるようになっていました。
私が購入したのは、ばらまき用キャラメル。
包み紙が、いかにもロシアなので、貰った人が珍しいかな、と。
味には期待していなかったのですが、意外に美味しく好評でした。
しかも、たっぷり入って300円。
3袋購入して、便利にばらまきました。
軍帽を売っているとチラリと聞いていましたが、本当にありました!
本物なのか、お土産用なのか不明ですが、日本円で1200円。
勿論、定番のマトリョーシカもありました。
トータル一時間半位走って、ユジノサハリンスク(サハリンの州都)にある栄光の広場に着きました。
9月末のロシアだと言うのに初夏の陽気でびっくり。
栄光・・・
勿論、戦争で勝利したことを誇る為の施設なのでしょうね。
そして、此処は、昔、日本領土であり、日本人が統治していたところでもあるわけです。
ロシア人は、これを見て、誇らしく思うのかなあ・・・
誇らしい記憶なのか、悲惨だった記憶なのか、聞いてみたいと思いました。
とにかく、流石、州都?コルサコフより都会なのは分かりました。
周辺の公園に、樺太神社の石段が未だ残っていました。
昔は、鳥居も残っていたそうです。
そして、そうそうたる参道が、そのまま広い道路となって、旧樺太神社まで続いていたのに驚きました。
日本の当時の国力と言うか、日本人の気概のようなものを感じました。
ただ、樺太神社の跡地は、今や、ホテルになっていたのでした。
兵士の像の後ろの壁は、戦死者のプレートがギッシリと並んでいました。
その前には、傷ついた兵士の像・・・
沢山の犠牲の上に勝ち取った栄光と言うストーリーなのでしょうか?
土曜日の昼下がりですが、ロシア人の姿は、ほぼ無かったです。
まあ、広大なロシアの、極東の一部でしか無いのでしょうけれど、今のロシアを垣間見た感じでした。
飛行機でも行くことができますが、稚内から船で五時間半だそうです。
往復で約4万円。
あなたなら、どんなルートで行きますか?