GWはみなさんどのようにお過ごしになられたでしょうか?
私は彼と念願だった【世界最後の秘境】と呼ばれる、フィリピン パラワン島にあるエルニドへ行って来ました。
東南アジアの滞在経験もあり様々な場所を訪れてきたため、「秘境といえど手慣れた」もの、と思っていましたが、今回はとても勉強になった出来事がありました。
エルニドはフィリピンのパラワン島北西部に位置する町です。
世界最後の秘境と呼ばれているだけあって都会ではありませんが、レストランやバー、露店等が立ち並び、町は観光客で一日中にぎわっています。
また透明度の高い美しい海に囲まれており、アイランドホッピングツアーやシュノーケリング、スキューバダイビングなどを楽しめます。
私たちもアイランドホッピングやシュノーケリング、ビーチでの日光浴、バイクをレンタルして秘境の中のさらに秘境を探したりと毎日を楽しんで過ごしていました。
4日ほど経ったある日のこと、夜中になんだかうめき音が聞こえる・・・!と思ったら彼がトイレにこもっているではありませんか。
東南アジアといえば旅慣れた方は、氷の入っている飲み物は極力避けるもしくは抜く、ビンや缶の飲み口は拭いてから飲む、お皿やテーブル、フォークなどは綺麗かどうか確認する、というのはご存知だと思います。
私たちも食事や飲み物を飲む際には十分に気を付けていましたが、どうやら運悪く何かにあたってしまったようでした。
朝になるまで彼の調子を見ていましたが、病院へ連れていった方がいいのではないか、と思うほど調子が悪そうです。
街中をこの数日でうろうろし尽していましたが、近くに病院の看板やマーク、それらしき建物は全く見かけませんでした。
さてどうしよう・・・。
あ!そういえばPhermacy(薬局)は何店舗か見かけたな、と思い薬を買いに行くことにしました。
ついていないことに、毎日ピーカンだったのにその日は台風が直撃したのかと思うほどの大雨で、ホテルのバスタオルを頭からかぶりながら薬局へ猛ダッシュ。
薬局には薬剤師と思われるお姉さんが2人おり、症状を英語で伝えました。
しかしこのお姉さんたち、あまり英語が伝わらない。
彼は薬にアレルギーがあるため、確実に伝わっているかを確認しなければなりません。
スマホに入っている翻訳アプリを使い、「夜中から嘔吐と下痢を繰り返しているの」と伝えると、棚にたくさん並べてあるタッパーの中から錠剤を出して見せ、「何錠ほしいの?」と聞かれました。
東南アジアの薬局にいくと、大体このような質問をされます。
症状にあった薬を見繕ってくれ、1錠がいくらなのかを説明してくれます。
1日に何回飲むかを説明してくれるので自分で何回分欲しいかを伝えます。
3日分を購入することにしました。
そして「下痢にはこの薬が効くわよ!」と見せてくれた何やら無色透明の液体の入ったチューブをおすすめしてくれました。
私が「この薬は座薬のように使うの?」と聞くと「イエス!」と言うお姉さん。
念のためジェスチャーも交えて大雨の中、おしりから薬を入れる身振り手振りをする私・・・(笑)
3度ほど確認したところで確信をもってホテルへ帰り、彼に飲み薬と座薬らしきもの?を使うよう促すと、「絶対に座薬じゃない!」と疑い使いたがりません。
メーカーと薬の名前がチューブに印字されていたのでインターネットで調べてみると、口から飲む薬ではありませんか・・・!
鋭い予感があたり、「助かった!」という表情の彼。
正しく薬を飲んだ後からはみるみる体調は回復し、元気になったのでした。
今の時代インターネットでなんでも調べられますね。
今回はスマホがあって本当に助かったと思いました。
そして今後は使い慣れた薬や物を必ず持っていこう、と心に決めた私たちだったのでした。