みなさんこんにちは。ビアエスの本多と申します。
今やビジネスは世界を相手にしないと生き残れない時代になってきたと思います。
高齢化がどんどん進んでいる日本国内だけの情報や手段だけでは、後手後手なビジネスになってしまうことになります。
それに引き換えお隣中国はビジネスを引っ張っている年齢層が若い!実際行ってみると、自分より二回りほど若いのに経営者としてバリバリ働いている人が目につきます。
そんな若くて活気のある人との出会いを求めて中国へ渡航する日本人も多いですよね。
今回は中国へこれから行ってみたい、まだ渡航経験が浅い、という方のために年間4~5回(1回の渡航で1~2週間滞在)毎年中国へ出張している筆者が中国へ持っていくべき持ち物を実体験をもとに厳選してみました。ご紹介の持ち物だけでなく、それに関係する情報もたくさんございます。
記事内では分かりやすいように「絶対に必要なもの」「場合によって必要なもの」「持っていれば便利なもの」の3部に分けさせていただきました。
私の紹介するものはややディープです。どうぞご参考くださいませ。
てっとり早く目的の商品をご覧になりたい方は下の目次からお進みください。
絶対に必要なもの
航空券
当たり前ですが、飛行機のチケットがないと飛行機に乗れません。
最近ではネットで予約して予約確定メールを空港カウンターで見せれば搭乗チケットをもらえるので昔に比べたら搭乗手続きがかなり便利になったと思います。LCCを利用すれば、日本国内を旅行するより安かったりするケースもあるので、中国へ行くハードルはかなり低いと感じます。
航空券に関する注意点
荷物
荷物の重さは航空会社によって制限があるので注意が必要です。
窓口で重量オーバーになった場合の追加料金はネット予約時よりだいぶ高くなり、無駄な渡航費用になるので自宅を出る前に重量オーバーになっていないか航空会社のWebサイトなどで確認しながら手荷物、預け荷物の重量を測っておいた方がよいです。
また、国際線の場合は食べ物や液体の入った容器、ライターは持ち込めませんので手荷物検査の前に処分してしまいましょう。
モバイルリチウムイオンバッテリーは規制のあるメーカー以外は普通に持ち込めます。しかし、預け荷物の中に入れて預けることはできませんので機内持ち込みのみとなります。パソコン、スマートフォン、タブレットなどのリチウムイオンバッテリー搭載機は規制のあるメーカー以外は預け荷物、機内持ち込み、どちらも問題ありません。
時間
最低でも1時間前には空港カウンターへ到着するように計算して行動した方がいいです。
特にLCCは窓口カウンターが混みます。場所によっては3時間前に来た方がいいところもあります。
私の失敗談ですが、上海の春秋空港を利用した時、1時間前で間に合わず、しかも15日目の滞在だったので仕方なく10万払って別の飛行機でその日になんとか帰国したということがあります。
こういったことはかなり痛い渡航費用になってしまうので、必ず搭乗時間には間に合うようにして気分よく帰国したいですよね。
パスポート
これも当たり前なのですが、私は忘れかけたことがあります。(汗)
飛行機に乗れないことはもちろん。出国、入国することもできなくなります。
さらに中国国内ではさまざまなところでパスポートが必要になります。
搭乗手続き、出国、入国手続き以外に必要になる場面を以下に記載しておきますのでご参考いただければと思います。
CRH(中国の新幹線)
乗らなければ特に必要ではないのですが、CRHの切符を受け取る場合は必ずパスポートが必要になります。
最近はLCCで渡航する方も多いと思います。例えば香港経由で深圳や広州へいく行くパターンです。
LCCは深圳、広州へは飛んでいないので、飛行機は香港までとなります。そうすると香港から深圳、広州へは陸移動となります。
つい最近、香港から深圳、広州へ行けるCRHが開通されました。
これを使うとすごく便利なのですが、ここでもパスポートが必要となります。
CRHの切符の買い方はこちらを参考にしてください。
参考ページ「中国高鉄(CRH)は一等席がお得です。Trip.comで事前予約を!」
もちろん、香港はまだ特別行政区なので香港から中国本土への出国、入国手続きにもパスポートが必要になります。
ホテル
中国のホテルで外国人が宿泊する場合はフロントで必ずパスポートの提示を要求されます。また、最近ではほんどのホテルでパスポートのコピーを取られます。日本在住の中国人に「パスポートをスキャンされると偽造パスポートをつくられるリスクがあるから絶対にやめとけ!」と忠告されたことがありますが、今はコピーをとるホテルがほとんどなので拒否したらどこも泊めてくれないと思います。汗
なので、おそらく偽造されたことがあったのは一昔前の話で、そもそも偽造パスポートを見分ける技術が今は進んでいて偽造した者が捕まるリスクの方が高いので心配ご無用だと思います。
また、パスポートを持っていても外国人だと宿泊できないホテルも存在しますので、宿泊先は事前に調べてから渡航する方がいいです。
参考ページ「中国は外国人が泊まれないホテルがあります。【上海~浙江省~広東省】」
※最近はアゴダを使用しています。外国人が泊まれないホテルは注意書きがしてありますので事前にチェックしましょう。
香港のホテルでは予約確認書を見せなくてもパスポートだけでチェックインできたホテルもありました。日本のパスポートの信頼性を感じたときでした。
地下鉄
必ず必要というわけではないですが、中国の地下鉄はすべて荷物検査があり、まれに荷物検査で引っかかるときがあります。その時にパスポートの提示を要求されます。この時も日本のパスポートだと結構スルーできたりします。
マッサージ店
まさかこんなところでパスポートを要求されるとは思わなかったのですけど、たまにあります。コピーを取りそうになった店ではさすがに退店しました。(笑)
見せるだけなら大丈夫だと思います。
お金
キャッシュレスな時代なので必ずしも現金が必要なわけではないです。
なので、現地で使用するお金は現金かクレジットカードかスマホのオンライン決済になります。
ぶっちゃけ現金もクレジットカードも必要がないくらい中国国内ではキャッシュレス化が進んできます。現地でWechat payやアリペイを使用することができれば、現金やクレジットカードはまったく必要ありません。ほとんどの店でこの二つのオンライン決済を受けることが可能です。
しかしながらこれらの決済方法を渡航経験が少ない日本人が使用するのはハードルが高くなります。
なので、私がお勧めするのは現地にてクレジットカードでキャッシングする方法です。
現地にて日本円を中国元に換金すると手数料が高いのでこの方法がベストです。
参考記事「中国はキャッシュレスで渡航!クレジットカードでキャッシングするのがお得です。【上海~浙江省~広東省】」
渡航回数が多くなってくると現金払いが億劫になってきます。
日本のお札に比べて中国のお札は汚いし、しわくちゃです。小銭も普段使わないような意味不明なコインが多いです。
さらに偽札が出回っているため、店で現金を出すと嫌そうな顔をされます。
これは私が実際に掴まされた偽札です。2018年のことです。
中国のお店でお札を出すと店員が光をあてて透かしの確認をすることがあります。
また、日本では当たり前のように使えるVISA、Master、JCB、AMEXカードはまったく使い物になりません。(香港はほとんど使えます。)なので中国本土でキャッシュレスにしたい場合は銀聯カード、Wechat pay、アリペイの3択になってきますが、Wechat payがダントツ使いやすいと思います。もし、現金払いに疲れたときには是非、Wechat payを検討してみてください。
スマートフォン
これは絶対必要かといいますと、中国語がペラペラという方なら必要ないかもしれませんが、私のように中国語も英語も話せない人は絶対に必要です。
ま、でも今どきスマホを持たない人はいないと思いますので、ほぼ必須アイテムです。
それでは中国でスマホを持っていてよかったと思えた経験を挙げてみます。
GPS
初めて中国へ行ったときにスマホがあってよかったと思った一番の機能です。
自分が動く道案内だけでなくタクシーへ行き先を伝えるときや、地下鉄の駅を探すとき、ホテルの場所を探すとき、とにかくこれがなかったら中国語が話せない自分は道中、野垂れ死にするところでした。
中国人は日本人と同じく英語が話せない人が多いです。(香港人はほとんどの人が英語を話せます。)まして自分のような片言英語では通じません!なので、人に道を聞くよりスマホのGPSの方が頼りになります。
で、道案内してくれるアプリは百度地図がよいです。日本人が当たり前のように使用しているGoogleマップはまったくあてにならないので注意してください。
翻訳
先ほどもお伝えした通り、中国人は英語が話せない人が多いので、翻訳アプリが大活躍します。いろんな翻訳ソフトを試しましたが、その中で一番良かったのが百度翻訳でした。
結局これも中国のアプリなのですが、かなりの精度で翻訳してくれます。マッサージ店の中国人が使用しているのを見てパクりました。(笑)
カレンダー
パソコンとスマホを同期させて旅の予定をGoogleカレンダーにびっしり記載しておきます。
飛行機の搭乗予定、電車の時間、ホテルのチェックイン、チェックアウト、ホテルの住所、取引先との待ち合わせ時間、などなど。現地で行き当たりばったりで行動するとかなり失敗します。旅行で行くなら行き当たりばったりの方が面白かったりしますが、お仕事ですのでミスると後々自分に跳ね返ってきますよね。Googleカレンダー+VPNで使用すれば中国でも問題なく使用できますのでお勧めです。
オンライン決済
これも先ほどお伝えした中国アプリWechat payになります。
日本の場合、利権争いがあるので、ひとつのアプリで日本国内のお買い物すべてこれで決済!というわけにはいかないのですが、中国ではこれがあればすべて支払い完了です!コンビニ、ホテル、タクシー、地下鉄、ラーメン屋、露店まで、なんでもかんでもこのアプリでチャリ~ン♪人とのお金のやり取りもこれでチャリ~ン♪
この楽さを一度味わうと帰国後、ものすごい不便さを感じると思います。
中国旅でのスマホの最大メリットを挙げれば上記4点になりますが、他にも画像で場所を記録したり、メール、チャットしたりとか、いろいろな場面で活躍してくれますよね。
自分の場合はスマホがあったから今のビジネスが成り立っているといっても過言ではないので、完全に必須アイテムになっております。
SIMカード
スマホが必須アイテムなら付随して必須となるのが中国のSIMカード。
これがないとネットにつながらないので前述したアプリも使えません。パソコンを外出先で使用するときはスマホでテザリングすればいいし、ほとんどのお店でWi-Fiが使えるので、特別、モバイルルーターでなければいけないということはありません。
初めて中国へ行ったときはモバイルルーターを持って行ってたのですが、荷物になるし、設定も面倒なのでスマホのテザリングに切り替えました。
自分の場合は現地で携帯番号を取ったので、毎月払いのSIMを使用してますが、頻繁に使わない人は買い取りのSIMカードとなります。
中国の場合は検閲でGoogleやFacebook、LINEも使えないので、使えるSIMカードを購入する必要がありますが、最近ではSIMカードの規制も厳しくなっていて、香港ではGメールが使えたけど、中国本土に入ったら急に使えなくなったなど、いろいろトラブルも多いようです。
なので、これらを使えるようにするVPNなども用意する必要があります。現時点(2019年6月)でのおすすめVPNはセカイVPNのShadowsocks接続設定というものではありますが、これもいつか使えなくなる可能性があるので、行く前にネット検索して一番つながりやすいものを見つけてから渡航するのがベストだと思います。
参考記事「中国でネットを快適に使うには?SIMカードとVPNを使いこなす。中国縦断旅 1日目その2【上海~浙江省~広東省】」
※上の記事は過去に書いたものなので、あくまで参考です。必ず最新の情報を調べてから渡航してください。
薬
これは結構忘れがちですが必須です!
自分自身、一度中国で風邪を引いてしまったときはたまたま風邪薬持って行ってたのですぐに治ったのですが、もし持って行ってなかったらと思うとぞっとします。日本と比べて中国はまだまだ衛生面に問題がある場所が多いです。何があるかわからないので、自力で治せる病気はよく効く日本の薬で治しましょう。
海外旅行保険(海外メディカルヘルプセンター)
しかし、薬で治せない病気や怪我に見舞われることもあると思います。そこでお勧めなのが海外メディカルヘルプセンターです。
私の場合はクレジットカードに付帯しているサービスを利用していますが、これが使える海外旅行保険に入っていると現地の病院を紹介してもらえたり、一部医療保険も効きます。私の場合はセゾンアメックスプラチナカードについていましたので、それを利用しています。
こちらは私の持つクレジットカードに付帯している保険の案内書類です。
場合によって必要なもの
ビザ
通常、パスポートのみの場合15日以内の現地滞在であればビザは必要のないものですが、就労となると15日以内であっても必ず必要となります。
ただし、業務(仕入れや工場との取引など)の場合は必要ないという話もあるのですが、なんせ中国ですので、何があるかわからないということもあり、大手のメーカーさんなどは、ほとんどビザを取得してから渡航するケースが多いとのことです。
年に4、5回渡航している自分自身の実体験であれば、特に必要なしと思っていたのですが、実際、ビザがないことを注意され、仕方なく現地で発行したというケースもあるようです。
おそらく初回の取引や年に1~2回程度の取引先への渡航であれば必要ない気がしますが、それ以上渡航回数が増える場合は気を付けた方がよいと思っています。
これらのアドバイスをいただいた場所はここです。
「株式会社 ⽇本橋夢屋」
業務ビザを取る場合、中国業務ビザ(M)1年マルチプル(有効期限1年、30日以内滞在回数制限なし)では、申請代行料金がコミコミで3万ちょっとぐらいの料金でした。意外と安い?仕事で行くと15日なんて結構あっという間に過ぎてしまうことも多いので頻繁に仕事で中国へ行く方は取っておくのが無難かなと思います。
業務ビザを発行する場合は「招聘状(インビテーションレター)」、「直近の帰国スタンプ、または日本国自動化ゲート利用希望登録済みスタンプ」が必要になるので注意が必要です。
業務ビザの作成方法についてはこちらのブログにまとめました。
2023年最新版|中国への渡航にはビザが必須!取得方法まとめ(商務/貿易M)
パソコン、タブレット
ビジネスで出張の場合はやはりパソコンがあると便利です。
自分の場合はホテルで仕事をするケースが多いので必須アイテムとなってます。スマホやタブレットだけでは仕事になりません。
中国のホテルもほとんどWIFIがついてますし、日本ではWIFIがついていないお店が多いのに比べて中国ではほとんどのお店でWIFIが使えます。
ホテルや喫茶店でじっくり仕事がしたいという方はパソコンを持っていかれた方がよいと思います。パソコンのACアダプターは変圧器の機能も兼ね備えているので、電圧が違う海外でも使用できます。また、中国のコンセントは日本の電源プラグでもそのまま使用可能です。差し込む時にちょっと固くて差し込み辛いですが、力を入れてぶっ差しましょう。
クレジットカード
先にも紹介しましたが、現地へ現金を持っていくより、クレジットカードを利用して現地でキャッシングする方が換金率が安くなるし、ATMで気軽に中国元を引き出せます。
しかし、これには注意点がありますので、以下に載せておきます。
- 海外キャッシング可能なクレジットカードを利用する
- キャッシング方法を事前に知っておく。
- キャッシングできるATMはまちまち。
- 帰国後はすぐに一括繰り上げ返済する。
参考ページ「中国はキャッシュレスで渡航!クレジットカードでキャッシングするのがお得です。【上海~浙江省~広東省】」
前述しましたが、中国本土ではVISA、Master、JCB、AMEXカードはまったく使い物になりません。使えるとしたら三ツ星以上のホテルぐらいです。
充電器
現地でスマホを利用したいと思っている人はスマホの充電器も必要です。しかしながら忘れても現地でいくらでも売っているので必須アイテムとまではいかないですが、中国で売られているものは、だいたい日本品質以下とみてよいです。なので買ってもすぐ壊れてしまうことが多いので、できるだけ日本で調べて品質のいいものを用意しておいた方が無駄な買い物が少なくなります。
自分の場合はスマホ、タブレット、モバイルバッテリーを頻繁に充電するのでUSBポートが多く、尚且つ電源コードが長いものの方が何かと便利なのでこれを使用しています。AC100-240Vなので変圧器も不要でそのままコンセントに差し込んで使えます。
モバイルバッテリー
これは国内旅行でも必要ですよね。
バッテリーがなくなったらスマホは使えません。
私は10000mAhと13000mAhの二つを持って行ってます。20000mAh以上のバッテリーは重くて大きいので旅行には向かない気がします。こちらも品質のいいものを持っていきたいところです。
USB充電ケーブル
バッテリーがあってもケーブルがないと充電できません。
モバイルバッテリーを充電するMicro USBとIphoneならアップル用のケーブルも必要になりますね。スマホ用は出先でも必要になるのでケーブルが丈夫なものを選んだ方がよいです。
コンセントの延長コード
これも場合によって必要なもの。日本で売られている延長コードをそのまま使えます。電圧は日本100Vで中国220Vと違いますが、日本で売られている延長コードのほとんどは電圧には影響を受けません。
自分の経験でも日本の延長コードで普通に使えています。狭い格安ホテルなどでは変なところにコンセントがあったりして延長コードがないと充電できない!ということが度々あったので、持っていくようになりました。
電源変換アダプタ
これは香港やマカオでの宿泊がない場合は必要ありません。中国本土は日本の電源プラグを差し込めるからです。でも私の場合、香港経由で中国へ行くケースや、香港での展示会へ行くことも多いので、必然的に香港で宿泊するケースが多いです。
なので一応、時と場合によって必要なものとして紹介しておきます。
こういうものを使います。
とりあえず、アマゾンで一番売れているものを選んでみましたが、アマゾンで売られている変換プラグのレビューはほとんどフェイクなので騙されないように。というとフェイクだらけなのでどれを買ったらいいか分からなくなると思いますが(-_-;)
これは中国深圳のコンセント。
上の赤枠の部分に日本の電源プラグを差し込めばOK。
※高電圧なので変圧器能がない日本の家電製品は使用しないでください。
香港でよく使用されるコンセントはこのようなBFタイプのコンセント。
日本の電源プラグは差し込めませんので変換アダプタを使用します。
これは香港で泊まったホテルでたまたまついていたコンセント。
これなら日本の電源プラグでも差し込めますが、まれです。
香港はほとんどBFタイプなので、変換アダプタは必要になってきます。
変圧器
ビジネス出張だけなら必要ありません。
中国の出張で電気を必要とするものはほとんどパソコンかスマホで変圧器を必要としないものばかりです。私の頭は毛がないのでドライヤーも必要ありません。(笑)
ってか、ほとんどのホテルに常備されているので、まったく必要ありません。
名刺
展示会や初めての取引先へ訪問するときは日本同様、必ず必要になります。
と言いたいところですが、正直なところ絶対かというと微妙です。
中国人のほとんどはWechatを使っているので、取引したい相手はWechatで友達登録すればいいだけだからです。日本ではLINEが多く使われていますが、友達登録となると、本当に親しい友達しか登録しないという習慣がありますよね?ところが中国では仕事もプライベートも関係ありません。
取引したい相手とはどんどん登録してくれます。最近はQQというアプリを使用するケースが多いそうですが、外国人は登録手続きが難しいのでWechatで十分だと思います。チャットは苦手という方や中国側が顧客の場合は名刺が必要となりますね。
スーツケース
短期出張の場合、手荷物だけで渡航される方もいらっしゃると思いますので、必ずしも必要というわけではないものです。
私の場合、1~2週間の滞在がほとんどなので大きめのスーツケース(79L)を使っています。移動中、壊れると大変なので日本製のものを買ったのですが、帰国時、キャスターがついている角がへこんでしまいました。汗
軽量仕様のスーツケースは軽くていいのですが、薄いので、こういうトラブルもあることを頭に入れて購入しなければなりません。
この時はクレジットカードの海外旅行保険を使用して無料で修理できました。
修理後は壊れたことがありませんが、渡航中だったら大変です。
しかし、中国では山ほどスーツケースが売ってますので最悪現地で買えば問題なしです。
持っていれば便利なもの
リュック
展示会まわったり、工場見学したり、商談したり、そうところでもパソコンやタブレットを使用するケースが多いので、パソコンが入りやすくて、肩が凝らない軽いリュックがベストです。
ボディバック
出張でも旅先では観光やお食事も楽しみたいですよね。それでも財布とスマホは必要です。ボディリュックを持っていると、とっても気楽に出歩けます。
携帯まくら
これは腰用ですが、飛行機や電車に乗る時間が結構長いのでこれを腰にあてて座ると非常に楽です。自分はあまり使いませんが首用を使ってる人が多いですね。
パスポートカバー
パスポートは頻繁にバックから出し入れするので、表紙が擦れてボロボロになってきます。そうなる前にカバーをしておいた方がいいです。私はシンプルで薄い方がバックから出し入れしやすいので、このようなものを使用しています。
ジップロック
何かといろいろ便利です。
私の一番の使い方は財布です。お金は財布に入れろよ。と突っ込まれそうですが、日本円、香港ドル、中国元と分けるのにジップロックがすごく便利なんです。日本のジップロックはすごく丈夫で小銭を入れてもまったく破れません。
出し入れも簡単だし、透明なのでいくら入っているかも外から見れます。
なので現地で現金を使う場合はすべてジップロックへ入れて持ち歩いています。
洗面用具
男性のみですが、日本同様、ホテルの髭剃りは剃り負けしてしまうので、私は必ず日本で買った髭剃りを持っていきます。他に歯ブラシなど、中国のアメニティはちょっと、という方はすべて日本で用意していった方がいいかもしれません。私は気にしないので髭剃り、ゴシゴシタオル以外はホテルのアメニティを使用しています。
生理用品
女性は必須アイテムですよね。私は男性なので現地の生理用品事情はよくわかりませんが、日本の生理用品の方が質はいいはずなので持参された方がいいと思います。
着替え
華南の方だと暑いので汗だくになります。
シャツ、パンツ、靴下は多めに持って行った方がいいのですが、自分の場合は取引先へ持っていく物が多くスーツケースの場所を取るので他のものは極力少なくして必要ならば現地で買うようにしてます。最近では日本でもおなじみ、ユニクロが多く存在しますし、日本より安いのでシャツなどは使い捨て感覚で現地で買うのが楽です。
五徳ナイフ
空港やCRHの荷物検査で引っかかると確実にゴミ箱行きです。(笑)
私は2万円したリザーマンを没収されたことあります。
かなりへこみましたが、それでも懲りずに持って行ってます。
それは何故か?
果物が美味しいからです。^^
私の場合、華南地域へ行くことが多いです。この地域の料理はというと、食は広州にありと言われる広東料理ですけど、南国なので果物の種類も豊富で果物屋がそこらじゅうにあります。脂っこい中華料理を食べた後、これがあるから助かります。食後にふらっと寄ってホテルに持ち込みナイフとフォークで頬張ります。
でもほとんどのお店では頼めば細かく切ってくれるのでナイフは必要ないのですけど、切ってしまうと食べきれないとき保管に困りますので、小さめの果物を買って、食べたいときにナイフで切ってフォークで食べます。
すっごく美味しかったジャックフルーツ。たぶん東南アジア産。(笑)
これは自分では切れませんけどね。
ナイフに関する注意事項
飛行機では預け荷物は問題ないのですが、機内持ち込みはNGです。法律では50万円以下の罰金になります。
飛行機の場合は必ず、預け荷物へ入れるようにすること。
CRH(中国の新幹線)の場合はスーツケースに入れていても、見つかった場合は没収です。罰金など罪に問われることはないです。
CRHや地下鉄では明らかに凶器だと判断された場合は罪に問われるかもしれません。
自分の場合は五徳ナイフをゴミ箱に捨てられただけでした。
旅行用シャンプーボトル
中国ホテルのシャンプーは泡立ちがいまいち。あまり質はよくありません。
日本のシャンプーの質が良すぎるような気もしますが、、、
気にならない人はホテルの備え付けを使用すれば必要のないものです。自分は泡がないと洗った気がしないのでこれにシャンプー、リンス、ボディシャンプーを詰めて持って行ってます。
ポケットティッシュ
日本の飲食店では当たり前のようにある紙ナプキンですが、中国の飲食店では紙ナプキンは存在しません。基本ポケットティッシュを持参するのが当たり前です。
中にはポケットティッシュを出してくれるお店もありますが、まちまちです。自分はよくポケットティッシュを忘れて口がベタベタなままお店を後にすることが多いです。気にする人は必須アイテムかも??2つ上の画像はたまたまアマゾンで見つけたポケットティッシュですが、水に溶けるのはいいですね。中国のトイレットペーパーは水に溶けないので、基本、トイレに流してはいけません。これなら流せますね。
携帯ウォシュレット
中国のホテルはウォシュレットがまったくついていません。自分が知る限り三ツ星ホテル以下はまったくついていませんでした。
さらに、トイレットペーパーは水に溶けないものを使用しているのでおしりを拭いた後、そのまま便器に流すと詰まってしまいます。なので、拭いた後は便器の横に置いてあるゴミ箱に捨てる必要があります。日本人の感覚だと不衛生ですよね?また中華料理は脂っこいのでう●こが固くなって詰まりがち。トイレットペーパーを多く使用できない環境に加えてキレも悪いとなると、どうしても必要になるのがこいつです。
ある程度おしりを洗浄してくれるのでトイレットペーパーの使用量は少なくて済むし、さっぱり感が全然違います。特に切れやすい方にはお勧めです。
こちらのビアエスおしり洗浄器はペットボトルを取り付けられるアダプターも用意されているので、ホテルに入ったらすぐにペットボトルへ水を入れて、携帯ウォシュレットと連結させてトイレの横に置いてます。だいたいのホテルにはミネラルウォーターが置いてますので、水道水を使用するのに抵抗がある方はミネラルウォーターを入れておけばいいと思います。
折り畳み傘
中国はよく雨が降ります。特に広州、深圳、香港は行くたびに必ず雨が降っています。でも私はいつも忘れて現地で買います。なので、自宅に折り畳み傘がどんどん増えてます。(笑) 傘は雨が降った時に必要なので、やっぱり持って行った方がよいです。
ビニール袋
中国のお店は基本レジ袋はありませんが、コンビニではお金を払えばもらえます。なので忘れても現地で調達できます。荷物にならない程度に持っていくと便利ですね。
旅行用電子はかり
行くときは自宅の体重計で測ればいいですが、帰りに荷物が増えたときは搭乗口で重量オーバーになって追加料金を請求されるかもしれません。そんな心配がある方はこれを持っておくと便利です。
キンドル(Kindle)
成田~上海は約3時間20分、成田~香港は約4時間55分。搭乗時間の待ち時間も合わせれば、やはり渡航時間は半日以上かかります。フライト中はネットも繋がらないので、暇つぶしに本は持っていきたいところですが、本や雑誌は重くて荷物になります。私はiPadにキンドルを入れて機内でよく読書をして時間を潰します。日本で好みの本をダウンロードして持っていくと荷物がかさばらず、とても便利です。
プライオリティパス
飛行機の時間って調整が難しいですよね。ギリギリに行くのは怖いので、だいたい余裕を見て空港に着くと思います。そうすると必ず時間をもてあそんでしまいます。そんな貴重な時間を有効に使いたいものです。
中国でプライオリティパスを使える空港は以下です。
https://www.prioritypass.com/ja/lounges/china
ほとんどありますね。
香港のラウンジではビュッフェ、カフェ、WIFI、仮眠、ほとんど無料で使えます!
食べ放題、使いたい放題!でもチェックイン開始時間と搭乗時間は決まっているので厳密にいうと無制限ではありません。悪しからず。
因みにお酒、シャワーは有料です。
プライオリティパス付帯のカードは楽天プレミアムカード、MUFGカードプラチナ、アメックス、セゾン・アメックス・プラチナビジネスなどがあります。私はセゾン・アメックス・プラチナビジネスを使用しています。理由は年会費が安いからです。^^
年間の使用金額によって年会費が半額になる特典もあるのでコスパの良いカードです。ビジネスカードなので会社の経費で使えば意外と簡単にクリアできます。
まとめ
絶対に必要なもの
項目 | 理由、注意点など |
航空券 | 荷物の重量、搭乗時間は注意が必要。 |
パスポート | 搭乗時、入国出国時、ホテル、CRH、地下鉄で必要。 |
お金 | クレジットカードのキャッシング、オンライン決済を利用。 |
スマートフォン | GPS,翻訳、カレンダー、オンライン決済で必要。 |
SIMカード | インターネット接続に必要。 |
薬 | 日本の薬、海外保険の準備が必要。 |
※表はスワイプで下、左に移動できます。
場合によって必要なもの
項目 | 理由、注意点など |
ビザ | 就労の場合は必須、業務ビザは持っていた方が安心。 |
パソコン・タブレット | 仕事で必要なら持っていくべし。 |
クレジットカード | キャッシングで必要。その他っはほとんど使わない。 |
充電器 | スマートフォンの充電に必要 |
モバイルバッテリー | 外出先でスマートフォン用に必要。 |
USB充電ケーブル | 丈夫な充電ケーブルがよい。 |
コンセントの延長コード | ホテルによって必要になるときがある。 |
電源変換アダプタ | 香港のBFタイプのコンセントには必要 |
名刺 | Wechatなどで友達登録すれば不要 顧客には必要 |
スーツケース | 軽いものより丈夫なものを優先に。 |
※表はスワイプで下、左に移動できます。
持っていれば便利なもの
項目 | 理由、注意点など |
リュック | パソコンや仕事の資料を持ち歩くのに便利。 |
ボディバック | ちょっとした観光やお食事の時に便利。 |
携帯まくら | 長時間の乗り物で使うと疲れない。 |
パスポートカバー | パスポートの表紙がボロボロにならない。 |
ジップロック | 小物やお金を入れると便利。 |
洗面用具 | ホテルのアメニティを使いたくない人は必要。 |
生理用品 | 女性は必須アイテム。 |
携帯ウォシュレット | 中国ホテルのトイレはウォシュレットがないので用意。 |
着替え | 暑い場所は汗をかくので多めに。 |
五徳ナイフ | 果物を切ったり食べたりするときに便利。 |
旅行用シャンプーボトル | ホテルの備え付けシャンプーが嫌という方は用意。 |
ポケットティッシュ | 中国の飲食店には紙ナプキンがないので用意。 |
折り畳み傘 | 傘は降った時に必要です。 |
ビニール袋 | 現地でも調達可能なので少量を持参。 |
旅行用電子はかり | 帰りの荷物をこれでチェック。 |
キンドル(Kindle) | 本だと荷物がかさばるのでキンドルが便利。 |
プライオリティパス | 搭乗の待ち時間に利用すると快適♪ |
おまけ
これは中国に限ったことではないですが、仕事が早く終わってしまって暇。仕事と移動で疲れてしまったので観光する気力もない。そんな方にお勧めのアプリを紹介します。
トルネモバイル
自宅のテレビにナスネを接続してネットワークを構築しておきます。それからスマホかタブレットにトルネモバイルをインストールしておきます。
そうするとどこにいても日本のテレビや録画したテレビが視聴できるようになります。中国でもWIFIがつながりやすいホテルならVPNを介して視聴可能です。ただし、回線が混む夕方~はつながらないケースが多いですが、午前中や夜中などは結構見れます。私はスポーツ大好き人間なので、気になるスポーツ番組はトルネモバイルの録画予約機能を中国から遠隔で予約してホテルで見たりしてます。
最近ではDAZNなどのオンラインで見れるスポーツ配信もあるので、お金はかかりますが、そっちの方が手っ取り早いかもしれませんね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
これらは2019年最新の情報です。
出張に限らず、旅のコツはできるだけ荷物を少なくすることです。
無駄なものはできるだけなくして、荷物は少なくした方が快適な旅になります。
また、現地でお買い物して現地で使用するのも楽しいし、旅の経験値が上がります。
中国は質よりスピードを優先する国民性もあり、発展スピードは恐ろしく早いです。
なので、ネットで出回る情報もすぐに古くなってしまって、あそこで見たけど実際現地に行ったら必要なかった!というものも出てくるでしょう。
例えばカップラーメンなどの食糧品は絶対必要ありません。現地に行けばいくらでも売っているからです。ファミマやセブンイレブンなども普通にあるのでそこで日清のカップヌードルを買えばいいだけです。日本のコンビニで日本メーカーの食料品なら安全です。なので、荷物が多くなるだけ無駄です。中国の食糧事情もどんどん質がよくなっていて、食あたりすることも少なくなっています。(ただ中国は広いので都会と田舎だと一変したりもしますので注意が必要です。)
テレビや新聞などの情報もあまり鵜呑みにしない方がいいでしょう。
今回紹介したものも将来必要にならなくなるかもしれません。
一応、そういうことも加味して今回は厳選してみましたが、お国の制度や民度がどんどん変化している中国ですので絶対はないと思っていただいていいと思います。
ようは一番大事なのは最新の情報を得て、最後は現地で自分の目で見て判断するのが正解です。
これから中国へお仕事される方へこの情報がちょっとでもお役に立てれば幸いです。