さて、前編のバナナ、ジャックフルーツ、ロンガンに続く東南アジアへ旅したら是非食べたい、オススメの南国フルーツはこちら。
シュガーアップル、またはカスタードアップルとも呼ばれています。
この鱗のような外見を見た一瞬、、フルーツにしてはちょっと気味が悪いなと躊躇してしまいますが、味はそれに反比例してます。
南米で食べたチリモヤと味や見た目はすごく似てるけれど、こちらの方が若干小さめです。
皮は柔らかく手でフルーツが割れます。
果肉は桃のまったり感と梨の爽やかな風味を足して二で割ったような味でとても甘くて美味しいのですが、これの難点は種がいっぱいで食べにくいことです。
あと手で食べると果肉のジュースで手が汚れます。
皮もうろこ状になってほぐれやすいので、実と分けるのがちょっと大変です。
網などでこして果肉をディップのような状態で食べる方法もあるらしいですが、そんな面倒な作法は旅先ではできるはずもなく、やはり手で割って、指を汚しながら食べるにつきます。
そして最後はスターアップル。
切ったら星型になるあの黄色いスターフルーツとは混合しないように。
ミルクフルーツとも呼ばれ、まさにその名の通りミルキーな味わいの超極ウマなフルーツです。
味的には前述のシュガーアップルにとても似ています。
見た目は丸く、りんごくらいの大きさでタネが中央にあり、手にとるとジュースがどっしり入っている重量感があり、なかの果肉はとても柔らかくクリーミーでリッチです。
しかもシュガーアップルのようなタネだらけではないので、食べやすいです。
暑くて喉が乾いたとき、市場でこれを一つ買って食べると、糖分と水分が一気に補給されて元気回復すること間違いなしです。
アップルつながりの余談ですが、ローズアップルという名のフルーツもあります。
色は赤くピーマンのようなベル型なのですが、シャリシャリという独特な歯ごたえがあります。
りんごより皮や果肉がやわらかいので歯が丈夫ではない人にも比較的食べやすいです。
甘さはほんのりなのでフルーツに糖分を追求する人には物足りないかもしれません。
今回リストからは漏れましたが、このほかにもドラゴンフルーツ、マンゴー、パパイヤ、ココナッツフルーツなど、現地ならでは独特の旨味が感じられるというフルーツがたくさんあります。
逆に日本で馴染みのあるイチゴやリンゴは割と普通な味で、可もなく不可もなくという印象でした。
ということで、日本では高いし、なかなか味わうことのできないトロピカルフルーツ。
タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアなどを訪れた際は、是非とも現地の市場へ足を運び堪能してください。