〜ちょっと不思議な南半球〜
オーストラリア大陸は南半球に位置しているので、北半球とは季節が真逆です。
初めてオーストラリアを訪れた時は私自身も、あまりピンと来ませんでした。
5月にシドニーで以前にワーキングホリデーをスタートさせた時は、
5月:少し肌寒いのと道端の枯葉を見て、日本では春だったけど、オーストラリアでは秋なんだと実感。
8月:どんどん寒くなり、寒さのピークを迎える。ビビッドシドニー初体験。美しいプロジェクトマッピングを満喫。
10月:小春日和の過ごしやすい時期。日本庭園では桜が満開。紫の桜(ジャカランダ)の存在を知る。
12月:どんどん暑くなり、夏真っ盛り!夏のクリスマスを始めて体験。シドニーのライフスタイルを思う存分満喫。
このように、オーストラリアの正反対の気候に、カルチャーショック、いえ、Climate Shock (気候ショック)を受けました。
でも、これだけの期間南半球に住んでいると、季節の移り変わりはカレンダーの月毎ではなく、地球が太陽の周りを少しだけ傾いて回っているからなんだなと言う事を、毎年肌で実感しています。
さて、そしてシドニーの気候ですが、オーストラリア大陸は、その名の通りとても広大な為、地域によって気候が違います。
その中でもシドニーはオーストラリアの南東に位置していて、四季がはっきりとした、温帯気候にあたります。
日本も温帯気候なのですが、細かく言うと温帯湿潤気候なので、夏は特に湿度が高いですよね。
その点シドニーは夏でも空気が比較的カラッとしていて乾燥しており、その影響で朝晩は冷え込みます。
年間を通して雨は少なめです。
☆ Sydneyの気候と服装
シドニーは1日に四季があるとよく言われている通り、太陽が照るととても暑く、急に雨が降ってきたり、突風が吹いて寒くなったりします。
なので、天気予報を常に確認する事がとても重要です。
下記はあくまでも平均的気温・気候ですので、ご了承ください。
春:9月〜11月
9月、昼間太陽が出ている時間帯の気温は20度前後で小春日和も多いですが、朝晩は11度前後とまだ冬並みに寒いです。
長袖に羽織を持ち歩く服装が最適かと思います。
10月に入るとDay Light Savingと言って時計を1時間進めるので、仕事を午後5時ごろ終えて帰るとすると、実際はまだ午後4時なので、仕事後もプライベートの時間を楽しむ事ができます。
所々で花が咲き始め、ボタニックガーデンや道端で色とりどりの美しい景色が楽しめます。
中でも11月に入るとジャカランダ(上写真)と言う紫色の花を咲かせる木が、シドニーのあらゆる所で見る事ができます。
夏:12月〜2月
この時期の楽しみといえば、夏のクリスマスです。
QVB(Queen Victoria Building)と言うショッピングモールの中心には毎年スワロフスキーをあしらった巨大ツリーが出現します。
また、Pitt street モールにあるThe Strand Arcade 内(上写真)では毎年少しずつ違ったクリスマスの飾り付けを見る事ができます。
この時期に入ると昼間はとても暑く30度前後、時には40度前後の酷暑日もあります。
日差しが強力なので日焼け止めとサングラスが欠かせません。
熱中症にならないように水分補給も大切です。
折りたためる帽子もあると便利です。
ただ日が落ちると18度前後と急に冷え込むので、羽織りが必要です。
カーデガンやスカーフ、軽いジャケットなどコンパクトでさっと身につけられる物が良いと思います。
昼間と朝晩の気温は15〜20度程差がある事も稀ではありません。夕立も多いので、折り畳み傘を常備しておくと良いです。
秋:3月〜5月
この時期になると、紅葉が始まります。
シドニーの紅葉は葉っぱのサイズが日本よりもだいぶ大きく、地面にたくさん落ちているのをサクサク踏んで歩く事が出来ます。
気温は25度前後と和らぎ、朝晩は18度前後と夏とあまり変わらない為、気温差が縮まり比較的穏やかに過ごせます。
夏日もまだ見られるので、半袖にジャケットなど脱ぎ着できる服装が最適です。
冬:6月〜8月
昼間の気温は17度前後、朝晩は8度前後とシドニーにしては冷え込みます。
稀に0度やマイナスになることもありますが、シドニー周辺での雪は、未だに見たことがありません。
厚手のジャケットやコートなどがあれば十分快適に過ごせます。
太陽が照ると少し暑い事もあるので、脱ぎ着できる服装を心がけたいです。
この時期の催し物で世界的に有名なのは、Vivid Sydneyと言う光の祭典です。
プロジェクトマッピングで建物やオペラハウスに映し出される美しい映像はプロアーティストの手で毎年この日の為に作成されています。
映像には毎回ストーリーがあるので、立ち止まって観る人達でシドニーの街が賑わいます。
さて、いかがだったでしょうか。
旅行では体調管理がとても大切です。
体調を崩す事なく、楽しい時間が過ごせるように、シドニーを訪れる際には是非参考にして見てください。