カナダで4番目に大きい都市、カルガリー。
1988年冬季オリンピック会場としても知られているこの町のシンボルにカルガリータワーがあります。
カルガリータワーは1967年にカナダ建国100周年を記念して建てられました。ダウンタウンの中心部に建てられたタワーの高さは190.8メートル。
当時はトロントにあるCNタワーの次に高い建物で、その西には雄大なロッキー山脈、そして東西にはカナダからメキシコに渡って広がる大平原のプレーリーが見渡せます。
現在では周囲にさらに高い高層ビルが立ち並んでしまいましたが、それでもその見事な眺めはは健在で、展望台とレストランは人気観光スポットです。
今回は夕日が沈んだ午後6時ごろ、カルガリーの夜景を楽しもうと訪れました。
展望デッキの一部はガラス張りのフロアになっており、その高さを肌で実感しスリルを味わうことができることから人気スポットとなっています。
しかし、高所恐怖症の私は、そっとのぞき込んで写真を撮るので精いっぱいでした。
規則正しく碁盤目状に引かれたダウンタウンの道路と、遠くには高速道路を走る車のライト、そしてうっすらとシルエットが映るロッキー山脈と反対側には地平線を見渡すことができ、カルガリーの町とカナダの広さ、そして地球の丸さがよく分かるとても美しい夜景でした。
展望会の下は、SKY360というレストランになっており、こちらは45分で一周回転するフロアとなっています。
また、地上階のチケット売り場には、お土産売り場と、カルガリータワーの建設の様子が学べる歴史パネルが展示されています。
大人も子どもも楽しめるカルガリータワー。
街の全貌を知るのに最適な場所であることから、カルガリーを訪れたらまず最初に登ってみましょう。
カルガリータワーは年中無休で、朝9時から夜9時まで(夏の間は夜10時まで)。
子どもは9カナダドル、大人は18カナダドルです。