チチカカ湖

ペルーのチチカカ湖に浮かぶタキーレ島で絶景とペルー料理を堪能!

ペルー チチカカ湖 タキーレ島

ペルーに滞在中に行ったチチカカ湖クルーズ。

ウロス島とタキーレ島を巡る旅でした。

今回はタキーレ島についてお話ししたいと思います。

 

タキーレ島の外観は段々畑の広がる一つの山のような島でした。

ペルー チチカカ湖 タキーレ島

船から降り立ってからは、まずはこの坂道をひたすら上らなければなりません。

3800メートル級の湖にある島です。

少し動いただけでも呼吸が苦しくなります。

また、太陽に近いだけあって日差しもとても強く感じられました。

寒いのに日差しが痛くて日よけグッズは必須です。

 

ペルー チチカカ湖 タキーレ島

歩いていくと、このようにニット製品を売る現地の人が見受けられます。

主にミサンガや人形が売っていて値段も数十円程度です。

ただ、全く商売っ気がないというか話しかけてはきません。

タキーレ島の人たちはとても内気な性分だそうで、特に男性は目も合わせられないという話でした。

 

ちなみにタキーレ島では、編み物をするのは男性の仕事だそうです。

街中でも編み物をしている男性をよく見かけました。

編み物が上手な男性がモテるという話も聞きました。

未婚か既婚であるかは、服装を見れば分かるそうです。

 

坂道を登りきると、広場に出ます。

そこには2階建ての建物がありその屋上からチチカカ湖を眺めることができます。

ペルー チチカカ湖 タキーレ島

チチカカ湖の青色の素晴らしかったこと。

この日は天気も良かったおかげでこの景色と出会うことができました。

 

昼食は、チチカカ湖で取れたトゥルーチャという魚のソテーをいただきました。

ペルー料理 チチカカ湖 トゥルーチャ

全くくせもなくとても美味しい魚でした。

日本でいう鱒という魚ですので、私たちの口にはとても合いました。

 

ペルー料理 チチカカ湖 キアヌスープ

あとはキヌアスープ。

ペルーとボリビアを旅行中、かなりの確率でこのキヌアスープと出会いました。

こちらではキヌアは当たり前に食べられている食材だったようです。

私が南米に行った頃にはまだキヌアが日本でブームになっていなかったので、またこのスープか…くらいにしか思いませんでしたが、今思うとスーパーフードのキヌアですからとても体によくて、ありがたいものだったんですね。

お土産にも買ってこればよかったと今更ながら後悔しています。

 

チチカカ湖 タキーレ島 アルパカ

島にはもちろん羊やアルパカなどが生息しています。

ペルーにいると動物との距離が近すぎて感覚がおかしくなります。

お土産にはアルパカの形に編んである指人形を買いました。

 

タキーレ島の旅は、現地の人たちの生活も垣間見ることもできますので貴重な体験ができると思います。

ただ、体力がいることだけは覚悟しておくと良いと思います。

【ウロス島】ペルーのチチカカ湖に浮かぶ不思議な浮島

ペルー チチカカ湖 ウロス島

ペルー旅行で楽しみにしていたひとつに、ウロス島観光がありました。

ペルーとボリビアにまたがって広がっているチチカカ湖にある島で、トトラと呼ばれる藁のようなもので出来た浮島だそう。

なんと先住民族のウル族が今も普通に生活しているという話。

 

浮島、先住民族、魅力的な言葉が並びます。

普通の海外旅行ではまず経験出来ないようなことが起こりそうな予感。

 

ということで、チチカカ湖近隣の街プーノに宿泊してから、チチカカ湖クルーズに出かけました。

まず湖の概念は捨てた方がいいです。

チチカカ湖のスケールの大きさにびっくりすること間違いなし。

琵琶湖なんて比じゃない。

チチカカ湖はどう見ても海です。

面積も琵琶湖の約12倍はあるとのこと。

あたり一面、真っ青な世界が広がります。

この景色も圧巻です。

ペルー チチカカ湖 ウロス島

 

そして、いよいよウロス島。

島に近づくにつれて、一面青い海だった景色から水草のようなものが生えている景色に変わっていきます。

そして、島らしきものが点々と見えてきました。

カラフルな衣装を着た女の人たちが出迎えてくれました。

ペルー チチカカ湖 ウロス島

 

船からトトラの島に降り立ってみると、なんとも不思議な感覚。

足元がフワフワしているというか。

これがトトラという植物でできている島ですから驚きますね。

 

それから、ウル族の方が島の説明をしてくれました。

どんな生活をしているのか、何を食べているのかなどなど、興味深い話がたくさんありました。

 

このトトラ、この島では食料にもなるそうです。

この先、トトラに出会うこともないでしょう。

味見することに。

味は…

スポンジを食べているような感じでした。

 

美味しいとか不味いとかそういう部類の言葉が出てこない感想。

でもこのトトラを食べて生活している人が目の前にいると思うとなんとも言えない気持ちでした。

ちなみに、このトトラはいろんなものに活用されているそうで、身近なことでいうと歯ブラシ代わりにもなるそうです。

生活の知恵ですね。

 

ペルー チチカカ湖 ウロス島

その他には、女の人たちが並んで歌を歌ってもてなしてくれました。

 

ペルー チチカカ湖 ウロス島

自由時間には、島の全貌が見渡せる展望台に登りました。

と言ってもお祭りの櫓のようなもので、2、3人しか乗れないほど不安定なものでした。

ウロス島は浮島なので、やはり動くそうです。

一応錘のようなもので、固定はしてあるらしいですが、流されることもあるとのこと。

 

そして、今は電気もきているので、先住民族の暮らしと言ってもやはり現代のテクノロジーは使っているようです。

何個かの島があるようで、このようにツアー観光に利用されている島もあれば本当に生活しているだけのところもあるそうです。

おそらく今回お邪魔したところは観光用に少し大げさに作ってあったりする部分もあるんじゃないかとは思いました。

 

船に乗ると、子供が歌を歌ってくれました。

そしてチップを集め始めたので私も渡しました。

 

余談ですが、南米の旅行中、事あるごとにチップを払っていました。

街を歩いているアルパカの写真を撮ろうとしたら、飼い主らしき人が「○○ソル」と値段を言ってきたりします。

だから私は何度もアルパカを隠し撮りしました。

チップ文化があるようですので、行った際には気をつけてください。

 

あと、カメラで写真を撮ってもらう時も注意が必要とのこと。

明らかに観光客であるとか、日本人であればいいのですが、中にはカメラを盗難する目的で近づいてくる人もいるそうです。恐ろしいですね、、。

その情報を聞いてからは、怖くてなかなか人にシャッターを押してもらいにくくなりました。

世の中悪い人ばかりではないと信じたいですが…。