安くて便利なバス移動ですが、
ラオスでは夜間にバスを使った移動は控えるようにと言われています。
今回は、ルアンパバーンへバス移動する際に実際に起きた体験談を綴りたいと思います。
バンビエンから約4時間。
ようやくルアンパバーンに到着です。
ルアンパバーンは町全体が世界遺産の自然が豊かなとても魅力のある観光地です。
夜になると、メインストリートはナイトマーケットで賑わいます。
わくわくした気持ちでバンから降りると何もない真っ暗な道に降ろされました。
運転手曰く、ここは市街地から5キロほど離れた場所でここからは自分で市街地まで行ってくれとのこと。
トゥクトゥクを呼んだから、1人1万キープだ。と言います。
降車地はナイトマーケットから徒歩5分くらいのところと聞いていたので話が全く違います(^^;
まあこんなこともあるか、と持っていたオフラインマップを使用して何とかナイトマーケットまで辿り着くことが出来ました。
夜間の移動はなるべく避けたかったのですが…
少し怖かったです。
実はここまで来るのにも事件がありました。
ルアンパバーンは標高約500~2000メートルのとても険しい地形からなっています。
道も険しく周りは崖で、ツアーバスが横転する事故もまれに起こるようです。
実際私は、日も暮れかけているころ、目的地まであと1時間程かなというところで、目の前で大きな貨物トラックが横転する瞬間を目にしました。
幸運にも、トラックの運転手は無事なようで荷物も軽いものだったらしく、30分ほど経った後にバンは動き出しました。
狭い山道なので、道はふさがれてしまい、危うく通行止めになってしまうところでした。
「もう少し遅かったら、街灯もなくて何も見えないから1晩待機だったよ。」
というようなことをバンの運転手から聞いて、夜の移動にはリスクがあるということを再認識しました。
なんで、夜間の移動にリスクがあるのか?
それはこんな理由があるのです。
ラオスには山賊がでる。(-_-;)
初めて聞いたときはまさかこの時代に、と思いましたが、実際2016年に夜行バス等を狙った銃撃事件が複数回起きているらしく、外務省の海外安全情報にも注意喚起がされています。
今回は、知っていて乗ってしまったわけですが
もし道がふさがれたまま山道で1晩過ごすことになっていたら、と思うと少しゾッとしてしまいます。(^^;
旅行中に知り合った友人は、移動中にバスを止められ、バスから一度下ろされたというような体験をしたそうです。
その友人は無事だったそうですが、やはり夜間のバス移動は控えるといいですね。